【山梨】笠取山
2018.07.14~15 @笠取山
連休を利用し、1泊2日で笠取山へ!
山頂は東京側と山梨側の2つ。
でも一歩足を踏み外すとそこは埼玉!!
というわけで、車のない登山者にはめちゃくちゃキツイロード歩きからスタートする登山の始まり始まり~(笑)
【目次】
アクセス
行きのバス
今回は山梨県側からの入山。
使用した駅は塩山駅で、日帰りなら休日おでかけパスがお得なんだけど、今回は泊りなので普通にSuicaで清算。
塩山駅は大菩薩嶺や乾徳山、そして西沢渓谷に行くのに使用するので、シーズンのバス停は結構混みます。。。
特に西沢渓谷行きのバス!!
でも今回使用するのは結構空いている1番乗り場(笑)
http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/timetable03.htm
このバスに乗っても大菩薩嶺に登山できます!しかも、登山口にはほうとうが食べられるお店あり!!
次回大菩薩嶺に登る時にでも詳しく調べてみよ~って心にメモして。
ただ注意すべきは1日2本鹿本数がないということ。。。
大菩薩峠登山口までは何本も出てるんだけどね~。
ちなみに、この線は冬季閉鎖(道路が閉鎖されるので)されるので、利用する時はご注意を~!
※↑リンクに自動で飛ばない場合は、アドレスコピペしてね。
本数が少ないので、当然利用したのは8:30発のバス。ここから1時間バスに揺られて落合バス停まで向かいます!
今回利用したときの運転手さんは親切で、大菩薩峠登山口で少し止まるんだけど、トイレが近くにあるせいか、運転手さんに一声かけると行けちゃいます(笑)
※ちなみに作場平までタクシーを利用すると1万円かかるけど、人数がいる場合はそっちでもいいかも?
帰りのバス
帰りはバスの本数が少し多い新地平から。
といっても1日4本しか出てないんだけどね。。。
ただこの線、気を付けないといけないのが、西沢渓谷から来るから座れない可能性大。
そして途中に乾徳山の登山口と温泉2ヶ所寄るからめっちゃ混む!?
まぁオチを言うと激混み。
川浦温泉から乗ったんだけど、ちょうど降りた人がいたのでラッキーにも座れ。
でもその後の笛吹の湯ですっごい混み、その更に後の乾徳山登山口でギュウギュウ。。。
うん、座れてよかった~。まぶしかったけど(笑)
※↑リンクに自動で飛ばない場合は、アドレスコピペしてね。
ルート
1日目のコース
1日目は落合バス停からロードの2時間歩き。
ロードを歩く場合は分岐が2ヶ所あるので注意!
1ヶ所目はバス停を降りてすぐ。
進行方向に少し進むとY字路に出るので、そこを左手に。
2ヶ所目は鶏冠神社。
ここは案内があるので「作場平」方面へ!
作場平方面に進むと右手に鶏冠神社が見えます。
3ヶ所目は犬切峠のところ。
ここは右手に進みます。
車だと作場平までバビューンと行けちゃうんだけど、まぁ仕方ないよね。
ちなみに途中の展望台からは笠取山から飛龍山へ続く稜線が眺められます!
写真の左側にあるぴょこっと飛び出た三角形の山が笠取山。
雲がどでーんと乗っかているような感じに映っている、山頂が平らな山が飛龍山。
作場平からは一休坂分岐を経て一休十文字へ。
一休十文字からはヤブ沢を経由する沢沿いのルートと、直接山小屋に向かう急坂ルートの2つあるけれど、
今回は急坂ルートを登りました。
山小屋に到着後、荷物を置いて身軽になってから笠取山山頂へ!
雁峠分岐を経て分水嶺、そして山頂に向かいます。
山梨県側の山頂→東京都側の山頂、と登って水干を回りぐるっと周回する形で小屋に下山。
2日目のコース
2日目は1日目と途中までは同じ。
早朝の笠取山を見たかったので、分水嶺まで向かい、そこに荷物をデポして笠取山の見える位置まで登り。
満足したら来た道を戻り、分水嶺で荷物を引き揚げ雁峠へ。
雁峠から燕山へ登り、ピストンで雁峠まで下山。
雁峠からは新地平バス停に向けて下山。
雁峠からの下山は渡渉ポイントを逃さなければ大丈夫!
対岸にピンクのテープがあるしね。
新地平から川浦の湯までバスがあるんだけど、午前に1本、午後に3本なのでバスの時刻に合わないと大変なことに!
そしてその大変な思いを実感してきました(笑)
炎天下の中1時間20分もかけてロードを歩くというね。。。
交通量は多いし木陰なんて全然ないけど、1本道なので迷うことはないかな。
横目に広瀬ダムを見たり。
ダムの裏側なんてなかなか見ないけど、歩きだとじっくり眺められます(笑)
トロッコの展示があったり。
お伊勢の宮があったり。
そうしてようやく川浦の湯に到着なのです!
メンバー
今回は女性の山友と2人での山行!
宿泊する登山はほぼ一緒のMちゃん。
- Mちゃんは登山歴4年目の山ガール!ゆる登山大好きっ子なので、ゆる~い感じの山には毎回誘ってます(笑)
コースタイム
落合バス停を9:43分に出発し、約2時間のロード歩きがスタート!
作場平に11:31分に到着し、一休坂分岐へ12:12着。
一休十文字はすぐなので、11:24分に到着!
13:05分に出発し、笠取小屋へは13:58分に到着。
小屋から分水嶺まではすぐで、14:59分に到着!
あ、小屋は14:48分に出発しました(笑)
山頂へは15:38分に到着!
途中で周りの山を山座同定したりして遊んでた割には意外と早く着いたかも。。。
そこから水干まではちょっと途中分かり辛い分岐があるけど、16:16分に到着。
そして最後は16:40分に小屋へ。
2日目は小屋を6:04分に出発し雁峠へ6:33に到着。
燕山へは登りが47分、下りが35分。
雁峠を8:13分に再度出発し新地平へ10:47に到着。
そして最後は1時間20分に及ぶ炎天下のロード歩き。。。
ロードで始まりロードで終わるというね。
山小屋
今回お世話になった山小屋は笠取小屋。
このHPには1泊2食付きで¥6,000となっているけど、実際は¥7,000でした。
でも、小屋から下って5分もしない場所には水場があるのでとっても贅沢!
しかも宿泊者の特権なのかはわからないけど、水出しコーヒーを無料でいただいちゃいました♪
今回宿泊したのは当初は私たち2人だけだったんだけど、途中から分水嶺トレイルを棄権した4人グループが参加。
でも食事をしたのは私たち2人だけだったので、ご飯も味噌汁もお替り自由という贅沢な時間を過ごさせてもらいました!
夕飯の時間は私たち2人ということで融通はできたけど、大体17時か17:30分頃みたい。
朝食も同じく融通が可能で、5時に頂きました。
夜中はキツネと鹿の鳴き声が響いてたけど、テン場は宴会騒ぎになることはなく、ゆっくりと休め。
朝晩の冷え込み対策として薪を燃やしてくれるので部屋は温かいです。
しかも、晴れていれば山小屋の目の前から富士山が見えるらしい!
今回は2日間とも曇っていたので全然見えなかったけど、夜は晴れてものすごい満天の星空♪
周りは山に囲まれているし見えないかなぁとは思ってたんだけど、意外と素晴らしい星空が見えて感動しちゃいました!
ただ、夕日は山頂に登らないと見えないし、朝日に至っては山頂に行っても見えないです。。。
あ、ちなみにこの山小屋で売っている山バッチは缶バッチでございます(笑)
そして。
この小屋では朝、昼、晩と、鹿に餌をやっているので、タイミングが合うと多くの鹿をバックに写真を撮れます♪
あ、そうそう。
小屋のトイレは外にあるんだけど、ご主人が色々気を利かせてくれて、虫よけの道具を設置してくれているので、あまり気にしなくて済みました(笑)
行程
1日目
2時間の行程歩きに関しては既に書いているけど、ロードはこんな感じの木陰道。
しばらくは川沿いの道を歩き、鶏冠神社のところで山側の道へ。
山側なせいか、途中でサルに遭遇したり(笑)
ホタルブクロや紫陽花もまだまだ咲いてます!
カラスアゲハやアサギマダラもいました!
いや~綺麗だね♪
ゆったり飛んでる割には全然カメラに写ってくれないけど(笑)
さてさて、作場平には駐車場が3ヶ所あります。
作場平のすぐ側にある駐車場と、その駐車場の隣にある駐車場。そして少し(落合方面に)下ったところにある数台鹿止められない(路上駐車みたいな感じの)駐車場。
歩いていくとそれらをすべて超えた先に作場平がある感じ(笑)
作場平には、外見的には新しくできた綺麗そうなトイレがあります。
しか~し!実際この時期に行くと虫がすごい!
女性は屈むしお尻丸出しだから、変な場所を虫に刺されないか心配(焦)
まぁ実際は刺されなかったわけですが。
ちなみにトイレは、水洗とぼっとん?みたいな感じの様式があるみたい。
登山口はこんな感じ↓↓
ちゃんとコースガイドもあったりします。
今回の林道はそういう土質なせいか、すっごいふかふかな土♪
ロード歩きで疲れた足裏にはまさに快適!
いたるところに苔もたくさんあって、北八の苔の森を歩いている感じ♪
一休十文字までは川沿いの道を歩いて行くので、何か所か木の橋を渡ります。
一休坂分岐までは結構楽に行けちゃいます。
そしてなんとも不思議なことに、分岐を一休十文字方面に登るとニホンジカがお出迎え!
意外と逃げなくてビックリ!!
一休十文字までは割とすぐで、ベンチがあるのでそこでランチ。
急坂と言われる目の前の道を登っていくんだけど、北側の斜面らしくジメジメして風通しも悪い!
登りで汗だくの中、風が何もないのは結構キツイ!
まぁ途中からは川沿いに戻って少しは涼しくなるんだけど、それまでが汗だっくだく(笑)
後半はすっごい歩きやすい道に代わります。
ここまで来たら水場まであともう少し!
水場で癒されながら最後のひと踏ん張りで小屋へ到着!
小屋で宿泊受付をし、荷物をデポしたら水場に逆戻りして顔と腕をジャバジャバ洗ってました(笑)
小屋の前には5つくらいテーブルとイスがあるので、テン泊の人も食事の時は利用してました。
上空にはすっごい重たい雲が掛かっていたけど、今日は雨降らないという小屋のご主人の言葉で山頂へ!
人がいる場所が分水嶺になります。
笠取山に向かう途中も苔が沢山!
そしてこの急勾配!!
うん、よくガイドブックとかに載ってる~(笑)
山頂に登っている途中から後ろを振り返ると、どんよりとした雲。。。
でも山頂方面はこんなに明るい!
そうして到着するのが山梨県側の山頂。
山頂からは、もくもくと森林から煙が上がって雲、というか霧になっていく現象が見えてビックリ!
しかもあっという間にあたりが真っ白になってきたので、慌てて下山しました(笑)
山梨県側の山頂から東京都側の山頂へ下る道は、結構岩が多いです。
下って15分くらいの場所に、東京都側の山頂と三角点があります。
でも、こっちの山頂からの眺めはゼロです(笑)
ここから水干に向けて下っていきます。
ちょっと分かり辛い場所がありましたが、どっちに進んでも水干には到着できるみたい。
水干はこちら↓↓
奥の岩の間から最初の1滴が落ちるみたいだけど、まぁそう簡単に1滴は落ちないね(笑)
ここからは山頂を巻く形で小屋まで戻り、あとはまったりするだけ~♪
2日目
この日は朝食を食べ、少し休憩したら出発!
夜、満天の星空が見えたから、今日の天気も期待してたけど、あいにくの曇り。。。
富士山は今日見れないよ~という言葉にガックシ。
朝露もすごいです!
まぁ、笠取山の山頂には登らないけど、朝の景色を見たい!
ということで、途中まで行ったけどすっごいガッスガス!
写真中央にある白い点は、山頂に登ってる登山者です(笑)
笠取山はガスガスだけど、今日登る燕山はこんな感じ!
雁峠までの道はゆるゆるな下り道。
笹の中をえっちらおっちら下っていくと、あっという間に雁峠の廃小屋へ。
そして目の前にそびえるは燕山!
山頂は全然ここからは見えないんだけどね~。
登るまでそのことに気付かなかったおバカさんです。。。
この道を登っている最中はずっと右手に笠取山から続く奥多摩への稜線が見えます!
樹林帯に入るとまだまだ続く登り道。
しかも見晴らしが何もないという。。。
樹林帯に入ってまだかなぁ?まだかなぁ?っていい加減飽きてきたころ、ようやく標識発見!
でも残念ながらここは山頂じゃないんだなぁ~。
ここまでは大体雁峠から40分くらい。
ここから雁坂峠の方に向かって10分もしないうちに、燕山の山頂に到着!
この先を進むと雁坂峠から水晶山に向かえます。
写真で見て分かるように、雁坂峠の方面に歩き出してから霧がだんだん発生してきて。
これ以上真っ白になったらヤバイ!っていうので山頂で少しだけ休憩してそのままピストン下山。
あ、ちなみに燕山にも三角点があります。
う~ん、指がむくんでる(笑)
樹林帯を抜けたあたりで後ろを振り返ると真っ白!
ちょうど雲が掛かっている辺りが山頂です(笑)
そしてなんと!
諦めていたものが下山中に見えたのです!!
この2日間で初めての富士山!
あとは下るだけだからもう見えないけど、結構なガスガス具合です。
富士山が見えた喜びのままのテンションで雁峠まで下山し、ベンチで休憩後新地平まで下山!
ちなみに雁峠には2つの大きいベンチとテーブルが設置されてます♪
雁峠からの下山中はこんな花があっちこっちに沢山!
何の花かは知らないんだけどね~(笑)
ここからは苔むした樹林帯を下り、十回くらいの渡渉を経て新地平に行きます。
川幅は狭いけど、結構流れは急なので雨が降った後なんかはちょっと大変。
こんな狭い場所もあれば。
こんな場所も。
途中途中でこんな標識があるので、広瀬方面に進んでいけば間違いないです。
ちなみにこんな標識も(笑)
ほぼほぼ順調に渡渉できるけど、1か所だけうまく足置きの石が見つけられず。
ちょっと斜めになっていた石に足を置いたらそのままずるっと!!
尻もちもついてないし、カメラも携帯も無事だけど、片足が犠牲になりました(笑)
びちょびちょで気持ちが悪かったけど、靴の替えなんかないからまぁ仕方がない。。。
最後の渡渉が完了したら、あとはこんな感じの道。
最初は土なんだけど、後半は大きめのゴロゴロした石の道になって結構歩き辛い!
しかも距離が長いから結構飽きます(笑)
しかも朝のあの靄が嘘のような晴天!
亀田林業道の終点は、立ち入り禁止のゲート。
2か所ゲートがありますが、両方とも脇からすり抜けられます。
ここからは普通のロード。
バス停まで下ると、登山道入り口の看板発見!
塩山駅行きのバス停の反対車線には綺麗な水洗トイレが完備されています。
ただし、自販機はちょっと歩かないとないという。。。
下山後
温泉
下山後の温泉は川浦の湯。
ここは日帰り入浴もできるけれど、15時までしか利用できないです。
宿泊がメインなので、それ以降は宿泊者用に開放されるのかな?
1,500円なのでちょっとお値段高めではあるけれど、館内はきれいだし、浴室も綺麗!
化粧水等々も備え付けられているので手ぶらで行けちゃいます。
しかも日帰りで使う人があまりいないのか、時期的、時間的なものなのか、人がいなくて悠々自適に楽しめました(笑)
温泉は源泉かけ流しなので、湯上り後につるつるになる、というよりしっとりするって感じです。
唯一の難点は扇風機しかないので、湯上りの汗がなかなか引かないことかな(笑)
浴室の脇にはテーブルとイスがあって、そこで涼めるようになっています。
湯上り後のお茶(おそらくほうじ茶?)も自由に飲めるのでラッキー♪
バス停も側なので帰りも楽ちん!
まぁ、温泉で汗を流しても、こうも暑いとあっという間に汗だくになるんだけどね~。。。
このバス停は屋根が付いてたので良かったです。
今度はテント装備で行ってみたいなぁ。。。
その時は車にする。絶対!!(笑)